2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

岡田利規『遡行』

読みはじめてすぐにフィクションについて書かれていることに掴まれる。

マームとジプシー『あ、ストレンジャー』、アルベール・カミュ『異邦人』

マームとジプシー『あ、ストレンジャー』に合わせて読む。 マームの方はまず、演出の緩さが見えてしまっており、台詞も飛びまくりで、かなり残念な初日だった。 しかし、それでもなお、藤田の描くムードは濃密だった。 僕のなかでは『K』が今のところ、マー…

ミランダ・ジュライ「マイケル」("IT CHOOSES YOU"より)

新潮二月号掲載。 自分に正直に感じたことをフィルターかけずに出せる人が僕は好きなんだな。 フィルターかかってても。 てか、手法に負けない正直さってのかな。そういう。

岡田利規『ZERO COST HOUSE』

群像二月号掲載。 岡田利規の書くものにはことごとく面白く、ハズレがない。この口語も、語られる内容も。 その時点に氏の過去も現在も未来も全てが凝縮されている感じ。 第二章まで読了。その昼、読了す。 これ、完全に今年入って一番。 仕掛けの面白さもあ…

町田康「山羊経」

久しぶりに町田康作品の中でヒットだった。面白い。 てか、多分『ホサナ』もこういう感じなのかな。 前半の緻密な風景描写からここまで巫山戯た作品になるのか。久々の突き抜けたくだらなさがあって。この人、基本的に野蛮なんだよな、っつう。 力技。

中原昌也「ひ」

『文藝2013春号』掲載の短編小説。 これは、、久々に中原昌也のこんなくだらねえ短編読んだ 笑 文章もめちゃくちゃで散漫な印象。

筒井康隆「創作の極意と掟」

「群像」二月号。連載第二回。 面白かった。以上。

いとうせいこう『想像ラジオ』、読了。 ここまで濃い想いの詰まった小説を読めたことが何より嬉しい。この優しさ。底無しの。 かならず再読する。

『想像ラジオ』第三四章よむ。

いとうせいこう『想像ラジオ』

昨日から読み始める。 今日は2章を読む。いとうせいこうの小説はじっくりと読むのだ。

『居心地の悪い部屋』岸本佐知子編訳、読了。 いくつも面白い小説はあったが、何よりこの本での発見は文体であった。

『居心地の悪い部屋』岸本佐知子編

去年から気になっていて、年末に買った本。 予想以上に面白い。 12編中5編を読む。短編集、久しぶりに読んでいる。

岸本佐知子『なんらかの事情』、読了。 この人のユーモアには強く惹かれる。 新年一冊目に相応しい面白いエッセイ集だった。 すべてを一度疑う気持ち。